旅行者も知っておきたい理由
日本は地震の多い国で、夏から秋にかけては台風がよく通過します。ほとんどの旅は何事もなく終わりますが、小さな揺れを経験したり、台風で列車や飛行機が止まったりすることは珍しくありません。幸い日本では警報や避難の案内が整っているので、旅行者にとって大切なのは、その案内を理解して従うことです。ここで紹介するのは一般的な備えであり、実際の場面では気象庁や自治体、現場の職員の指示を何よりも優先してください。
地震が多く、夏から秋に台風が通る日本を訪れる方へ、事前の準備、揺れたときの行動、津波と台風の避難の基本を紹介します。
日本は地震の多い国で、夏から秋にかけては台風がよく通過します。ほとんどの旅は何事もなく終わりますが、小さな揺れを経験したり、台風で列車や飛行機が止まったりすることは珍しくありません。幸い日本では警報や避難の案内が整っているので、旅行者にとって大切なのは、その案内を理解して従うことです。ここで紹介するのは一般的な備えであり、実際の場面では気象庁や自治体、現場の職員の指示を何よりも優先してください。
準備は短時間で済みますが、いざというときに大きな差が出ます。
気象庁は強い揺れが予想されると緊急地震速報を出し、携帯電話や放送から独特の警報音が鳴ります。速報は揺れが届く直前に鳴るものなので、その短い間にまず身を守る行動をとってください。震源に近い場所では、速報より先に揺れが来ることもあります。海外から持ち込んだ携帯電話は、機種や設定によって速報を受け取れない場合があるので、周りの人が一斉に携帯電話を見たり放送が流れたりしたら、一緒に備えましょう。揺れの強さは気象庁の震度階級で発表され、数字が大きいほど強い揺れです。
揺れはたいてい長くは続きません。その間にけがをしないことが何より大切です。
海岸や河口の近くで強い揺れや長く続く揺れを感じたら、警報を待たずにすぐ高い所へ避難するのが日本の基本的な呼びかけです。沿岸部には津波避難場所や津波避難ビルを示す標識があるので、散歩の途中でも目を留めておきましょう。津波は一度で終わらず何度も押し寄せることがあり、後から来る波のほうが高い場合もあります。警報や注意報が解除されるまでは海辺に戻らないでください。荷物を取りに宿へ戻るのも危険です。
台風は地震と違い、数日前から進路の予報が出ます。気象庁の予報とあわせて、鉄道会社や航空会社のお知らせをこまめに確認してください。鉄道は台風が来る前に計画運休を予告することがあり、飛行機は相次いで欠航することがあります。島の地域ではバスや船が止まり、店が閉まることもあります。
気象庁は危険の度合いに応じて注意報、警報、さらに深刻な場合は特別警報を発表します。大雨や土砂災害に関する避難情報は五段階の警戒レベルで出され、警戒レベル4になると危険な場所にいる人は全員避難が必要です。避難先には大きく二種類あり、危険から一時的に身を守るための避難場所と、しばらく滞在できる避難所があります。場所は周辺の標識や自治体の案内で確認でき、観光庁や気象庁は多言語でも情報を発信しています。わからないときは宿や駅の職員に尋ねてください。
欠航や運休が起きたら、まず安全な場所にとどまり、そのうえで航空会社や鉄道会社の変更・払い戻しの案内を確認しましょう。宿の延泊が必要になることもあるので、早めに問い合わせるのがおすすめです。旅行保険で費用を請求するには、遅延や欠航を証明する書類と領収書が必要になる場合があるので、受け取っておいてください。家族には無事を短く伝え、通信が不安定なときは電話よりメッセージのほうが届きやすいこともあります。けがや体調不良があれば我慢せず、119番に連絡するか医療機関の助けを求めてください。何よりも、現地の公式な案内がこの記事より優先されます。